第25回日本難病看護学会
第8回日本難病医療ネットワーク学会
合同学術集会

難病患者のコミュニケーションIT機器支援ワークショップ

「コミュニケーション支援の多職種連携をどう進めるか?」

(※11月5日に最終更新)

【概要】

病状が最も進行してきた際に有効である重度障害者用意思伝達装置(意思伝達装置)は,障害者総合支援法における補装具としての支給対象であるが,その支給判定の際には適切な医師が作成する補装具費支給意見書(意見書)が必要である.この意見書には「障害名および原因となった疾病・外傷名」「障害・疾患等の状況」「必要と認める補装具」の欄があり,留意点等は昨年のワークショップで説明した。しかし,これらを適切に記入するためには,作成する医師の診断だけでは十分とは言えないことも多く,多(他)職種からの情報収集も必要になる。今年のワークショップでは,脳神経内科医を対象として実施したアンケートをもとに,意見書作成経験のある医師の対応から,「医療情報」や「制度情報」をどのように入手しているか読み解いたものを紹介する。

【話題提供では、厚生労働行政推進調査事業費(障害者政策総合研究事業)「補装具費支給制度における種目の構造と基準額設定に関する調査研究」(H30-身体・知的-指定-001)の一部として実施した、脳神経内科医への意思伝達装置にかかる医師意見書の作成経験の調査結果に基づいて話題提供を行う。】

これに対して,脳神経内科医の立場から,意見書作成においてどのような点に苦慮しているか,そして,多(他)職種に何を求めているかについてコメントを行い,多職種連係による意思伝達装置の導入によるコミュニケーション体制の構築について問題提起を行う。

演者(コーディネーター)/井村  保(中部学院大学)
コメンテーター(コーディネーター)/田中 優司(愛知教育大学)
司会/ 中井三智子(鈴鹿医療科学大学)


本ワークショップへの参加は、合同学会参加者に限ります。(参加申し込みは、こちらから)

【進行方法】

今年のワークショップ(学術集会)は、オンライン開催になります。

事前に参加予定の方へ、事前資料の配信、職種や経験・抱えている課題などをお伺いするアンケートを実施します。

当日は、講演(話題提供)とコメンテーターから問題提起、事前に収録した総合討論を編集したものをライブ配信します(オンデマンドの見逃し配信も行います)。

ライブ配信当日にご聴講の皆さまからの質問は、チャットを使ってのご質問にも可能な限り対応しますが、限られた時間での進行であるととともに、正確な回答を期するため、事後情報のページにオンラインで質問を受け付けるポストフォーラム等を設け、後日回答を掲載する予定です。

チャットでお寄せいただいた質問には、簡単ばものであれば、その場で(チャットで)お答えできるかもしれませんが、必要に応じて、ポストフォーラムに転記させていただいたうえで、回答する場合もありますことを、予めご了承ください。

●参加予定の皆さまへ

事前情報(アンケート、参考資料等のご案内)」(11月5日更新)
(パスワード設定等はありませんが、参加予定のみ、アクセスしてください)

●参加された方へ

事後情報(アンケート、質疑応答・ポストフォーラム)
(パスワードは、当日の配信の中でお知らせします)

○過去の開催記録

難病患者のコミュニケーションIT機器支援ワークショップ(CWS)とは」をご覧ください。