【意思伝達装置とは】
意思伝達装置は、筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis;ALS)等の神経筋疾患により重度の肢体不自由及び音声言語機能障害を有する人が意思表出のために使うコミュニケーション機器(communication aids;CA機器)の1つです。
障害者総合支援法に基づく補装具に該当(制度上の種目名は「重度障害者用意思伝達装置」)し、補装具を定める告示の購入基準には「文字等走査入力方式」と「生体現象方式」の2つの名称(形式)があり、一般的には、まず「文字等走査入力方式」(いわゆるスキャン入力方式)が使われることになります。
本研究室では、この意思伝達装置に係る現状調査を行い、機器の普及の支援や、制度の改善にむけての提案を行っています。
【研究成果物】
- 「重度障害者用意思伝達装置」導入ガイドライン((一社)日本リハビリテーション工学協会のサイトで公開)
- 入力装置関係(意思伝研究班/国立障害者リハビリテーションセンター研究所・伊藤和幸氏のサイトで公開)
- 意思疎通支援機器選択データベース(橘班/山崎班にて作成。本サイトで公開)
- 神経筋疾患患者に対するコミュニケーション機器導入支援ガイドブックは別ページになります。
【関連・参考情報】
- 「研究報告書・関係論文」は別ページになります。
- 「関連・参考情報」(関連サイトへのリンクを含む)は別ページになります。
【関係委員等への就任】
- 厚生労働省 社会援護局障害保健福祉部 補装具評価検討会
- 2013/11~ :構成員(現在、6期目)
- 2013/01~2013/03:臨時メンバー
- 2011/07~2012/03:WG5(「重度障害者用意思伝達装置」に係る調査) メンバー
- 2008/12~2009/03:WG5(「重度障害者用意思伝達装置」に係る調査) メンバー
- 厚生労働省 社会援護局障害保健福祉部 補装具装用訓練等支援事業評価委員会
- インターリスク総研受託の厚生労働省補助事業・検討委員
- 2019/07~ 2020/03:補装具費支給制度における多職種・多機関の連携に関する研究調査
- テクノエイド協会受託の厚生労働省補助事業・検討委員
- 2018/08~ 2019/03:補装具費支給制度における適切な判定業務に関する調査研究
- 2017/09~ 2016/03:補装具費支給制度における借受け導入に向けた研修等のあり方に関する調査研究
- 2016/10~2017/03:補装具費支給制度への借受け導入に係る制度のあり方に関する研究
- 2015/08~2016/03:補装具費支給制度における貸与方式導入に向けた体制構築の在り方の検証等に関する研究
- 2014/08~2015/03:補装具費支給制度における貸与方式導入に向けた体制構築の在り方等に関する研究
- 2013/08~2014/03:補装具費支給制度の適切な理解と運用に向けた研修のあり方等に関する調査 補装具種目の構造に関する検討部会
- 2008/08~2009/03:補装具費支給制度等における貸与方式導入に関する調査研究事業