CSUN 2000 & WGBH

 CSUN (California State University, Northridge ) Center On Disabilities 主催の "Technology and Persons with Disabilities" Conference 2000(障害者とテクノロジーに関する国際会議)に参加しました。会期は、3月20日 - 25日(20,21日はプレカンファレンス)で、UDITの関根さん企画ツアーで3月21日 - 27日の日程で訪米しました。

 とりあえずの雑感をメモしておきます。写真等はこちら


CSUN 2000について

 昨年秋に Closing the GAP には行ったけども、CSUNには、初参加であった。セッション自体は、さまざまなテーマがあり、どれを聞くか迷う場面もあったが、Web のアクセシビリティなど「情報保障」に関するものが多く、いい勉強になった。

 展示も日本では見ることのない機器類も多くあり、教材用の写真も撮影できた。

 セッション、展示に共通して感じたことは、視覚障害者向けのものが多くあったことである。そういえば、会場でも盲導犬を連れた人、白杖をついた人を非常に多く見かけた。日本でこれだけの視覚障害者を一度に見ることはないと思う。


WGBH The Caption Centerについて

 ここは、テレビ番組の字幕を作成するところである。日本では、まだまだ遅れている分野であるが、やはりアメリカは「情報保障」が進んでいると実感した。日本は、まあまだ職人技的に1人で行っているが、ここでは多くのスタッフで分担していた。

 日本での現状を、ツアー参加者の1人にNHKの井土さんに聞いたところ、この27日のニュースから同時字幕が開始するとのことであった。今後、デジタル放送が始まれば、もっと普及するかな。

 ここでの最大の不覚は、英語力と予備知識の不足。いろいろなお話をしていただいたにもかかわらず、途中から内容も分からなくなってきた。


 視察ツアーについて

 今回は、UDITの関根さんに誘われてツアーに参加した。ツアーそのものは、JTB戸塚支店の取り扱いで担当者は毛利さん。航空券、ホテルからレジストレーションに至るまで、すべて手配して頂いた。やはり、楽して海外に行くにはツアーが便利ですね。

 このツアーにはいろいろな参加者がいたが、皆さん個性豊かな面々であった(他の人から見れば、私も謎であったと思いますが...(笑) )。その所感は、後日時間があればまとめるかもしれないが、時間がないかもしれない。しかし、これらの素敵な方々に出会え、お話ができたことが、このツアーの最大の収穫であったと感じている。今後、またどこかでお会いできるといいですね。

 なお、他の参加者のツアーレポートは、UDITさんのホームページでも紹介されています。


中部学院大学 人間福祉学部井村 保imura@rel.chubu-gu.ac.jp
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